Paul Auster "Timbuktu" 138~143p -13

夕方飲んだバファリンが効いたか,めちゃめちゃ眠い。それとも時間が時間だからか(現在12時10分)。Mr.Bonesの運命は下された。いちおう家で飼ってやるが試用期間があり,その間,(1)家に入ってはならぬ,(2)vet/獣医のcheckupを受けること,(3)groomer/トリマーにきれいにしてもらうこと…といったDickのルールが授けられる。しかも庭で繋がれ,犬小屋に寝ろと言う。これにはMr.Bonesもがっくりで,
They had turned him into a prisoner.
などと思ってしまうが,実はこれは表向きのものだけらしい。翌日の日曜,Dickは立派な犬小屋を作ってくれるし,翌々日の月曜,Dickが出勤してしまうと妻のPollyはMr.Bonesの鎖を外し家にも入れてくれる。Dickがいないときには,自分が責任を持つので家に入ってもいいと。またトリマーのところに車で向かう際,彼女はMr.Bonesを床ではなくcopilot's seat/助手席に座らせてくれる(=riding shotgunというそうな)。これにはMr.Bonesも大喜び。
…he awed by the prospect that loomed before him. Life with Willy had been good, but maybe this was even better.
とな。汚い毛玉や目の周りに垂れ下がった毛をきれいにカットしてもらい,見違えた自分の姿に大満足。さらにその翌日には獣医のところに。しかし今度はPollyが付き添ってくれないようだ。白衣を着た獣医師たちに怯えるMr.Bones。というところで今日はおしまい。