サッカー大会反省会

起床6時半。目覚めたときから,いやーな感じの頭痛。昨日の冷えが頭と腰にガツンときたようだ。何とか朝食を作って掃除と洗濯だけは済まし,英会話サークルとことばの教室のストラップづくりは休ませてもらって,温かくして寝る。が,寝ていても一向に頭痛が消えない。こりゃ薬飲まなきゃ治らないなと薬箱を覗いてみたら,何と空っぽ。主婦が体調を崩すとこういう羽目になるのだよな。それでも,幼児がいたらそれすら出来ないのだし,寝てられるだけ楽なのだよとブツブツ唱えながらベッドに沈んでいた。
いっちょ気合いを入れて買物に出かけるか,このまま我慢して寝続けるか。どうしようかと頭の中でグルグル考えているうちに,携帯に役員仲間のKさんからメールが入った。自分たちの主催する仕事は昨日で一段落ついたので,近いうちに来年度の引き継ぎを取りまとめたいという。そうだね,それは確かに必要だ。しかし,今は寝させてくれぇと思っていたら,今度は直接電話がかかってきた。終わったことは仕方がないと割り切ってしまうタイプの私と違って,細かいところまで気にかかるタチの彼女にとって昨日の出来事はかなりきつかったらしく,相当テンパっているようだった。話の内容が内容だけに,他の人に話すとそれが乱反射してどうなる影響するかわからない。賢い彼女には,この件に関してはとにかく私と話すしかないというのがよーくわかっているのである。となると,こちらも責任者のひとりとして,対応しないわけにはいかない。
結局,ひとまず肩の力を抜きましょうと美味しいものでも食べにいくこととなった。考えてみれば,近所に住みいっしょに仕事をしてきてもう半年以上になるというのに,二人きりではお茶すらしたことがない。以前,一度誘われたことはあったが,先約があって断ってしまったのだった。彼女からすると,誘っても断られるし,4月にはいなくなるかもしれない転勤族だし,私は今まで相当連れない人だと思われていたんじゃないかと思う。
目的地のレストランまで自転車をこいで冷えた空気に触れているうちに,幸い頭痛も少しは治まってきた。彼女の案内で,普段はケーキを売り昼間だけ定食を出しているという,自宅を改造したような店に到着。手作りスパゲティとケーキにコーヒーが付いて700円。3組か4組くらいしか入られない小さな店だが,客が途切れることはなく繁盛しているようだった。知り合いの家で素敵なおもてなしを受けているような気安さが感じられ,心地よかった。
今まで彼女の細やかさをありがたく思う反面,どうしてそこまで考えなきゃならないのだろうと負担に感じることも少なくなく,漠然とこの人とはあまり気が合わないから,仕事だけのお付き合いにしておこうと考えていた。が,自分の鈍感さで彼女を傷つけていたのかもしれない。役員を引き受けることになった以上,仕事だけでなくもう少し気持ちを通じ合わせる努力もするべきだったかなーと反省する。