英会話サークル(March-2)

30分遅れで顔を出したら、出席者は3人。春休み中だから子連れの母たちは出てこれないのかしらと思っていたら、あれよあれよという間に増えてきて、最終的にはほぼ全員参加になっていた。みんな、なかなか逞しい。
先生のお母さんはやはりかなり危ない状態で、医師から持って一年と宣告されたらしい。西洋医学ではもう打つ手がないと言われたが、中国系カナダ人であるご主人が母国からあれこれ漢方を取り寄せているそうだ。
先生自身の今後の予定としては、周りで動き回れるのが自分しかいないので、4月半ばからしばらくお母さんの傍で暮らし、旅行や温泉など今出来ることをできるだけ楽しませてあげたい。サークルの方もそれまではなんとか出られると思うが、その後はちょっとメドが立たないから、他の講師を探してくださいとのこと。
こうした肉親の危機は誰にでも訪れるものだし、彼女の気持ちもよくわかる。が、このサークルでは単に英語を教わる以上の関係が出来上がっていただけに、残念で仕方がない。私にとっては、生まれて初めて英語を教わったネイティブ教師ということもあって、思い入れがたっぷりなのだ((( T_T)
スピーチでは、内示の結果と卒業式に出席したことを報告したのだが、昨日ザッと書き写した表現を今朝一度も確認しなかったためか、ややメタメタとなった。最近、調子が良くなってきたので油断しすぎたようだ。まだまだ気の抜けぬ英会話道である。
今回はそれぞれのスピーチから何度も全員に話が振られ、自分のスピーチ以外でも話す機会が多かった。これが最後の授業ではないのだが、できるだけ全員が話せるようにしたいという先生の気持ちが伝わってくるようで、切なくなった。この2年間でネイティブの先生も10人近く見てきたが、これだけ一人一人に対し丁寧に教えてくれようとする先生はなかなかいないものである。今後の活動がどう進められていくかまったく見当がつかないが、これっきりで関係が途切れないことを祈りたい。