Jeffrey Eugenides "Middlesex"  45~71p -3

第一次世界大戦オスマン帝国が敗北し、その領土が西洋列強の手に分割されたことは、ギリシャ王国にとっては小アジアに広がるギリシャ人の居住地帯を自領に加える最大の好機をもたらした。1919年、ギリシャ軍は小アジアに上陸し、列強の同意を得て、スミルナ(イズミル)を中心とする小アジア西南部のエーゲ海沿岸一帯を占領下に置いた。しかし、ムスタファ・ケマルらによってアンカラに打ち立てられたトルコ革命政権の激しい抵抗を受け、激戦の末に1922年、ギリシャ軍はイズミルから撤退してアンカラ政府(後のトルコ共和国政府)と休戦した。(出典: フリー百科事典『ウィキペディア』)

というあたりの話。故郷を焼かれたギリシャ人のDesdemonaとLeftyの姉弟は、この機にフランス人夫婦と偽って出国。禁酒法時代のデトロイトへ。