教習所

今日は実車の手配ができなかったものの、朝から3時間ぶっ通しで応急救護講習に参加することになった。予定時刻に案内されたじゅうたん部屋に入ると、なんと定員10名中、男子高校生が9名だというυ しかもうち6名は学ラン姿・・もともと免許を取りに来ている高校生の7割くらいは男子だが、この割合はいくら何でもあんまりではないか、泣。
何とか気を取り直して、1時間目の講習。その場で手渡された応急救護の手帳と、登場人物の服装から推測するに80年代に作られたと思われる古い古いビデオ*1による授業。
で、いよいよ2時間目から実習である。押入からトランクに入ったスウェーデン製とかいう怪しげな人形が三体登場。これがまた女性の人形ということで、高校生らが騒ぐ騒ぐ。いったい何想像してるんだか、胸やパンツのジッパーを開けたり、顔をあれこれ触ったり。実際に騒いでいるのは数名だが、大人しそうな子も脇でジッと観察している・・この時点から異様な雰囲気が漂い始め、帰りたくなってきた(しくしく)。
その後、3・3・4に分かれて人工呼吸と心臓マッサージの実習が始まったのだが、幸い一緒の組になったのが比較的大人しげな学ランくんと、落ち着いたジャージくんだったので安心した。。しかし、このあと不幸が・・大人の私としてはアタフタやってる高校生らに先を譲りつつ、余裕を持って取り組もうとしたのだが、これが情けないくらい上手くいかないのだ。人工呼吸で吹き込む息の量が絶対的に足りない。十数回失敗したあと、「もっと大きな口で思いっきり吹き込むんです」というジャージくんのアドバイスで何とかクリヤ。さらに心臓マッサージの方も場所がマズく、何度やってもダメの赤ランプしか点かない。皆が「この人はどうも見掛け倒しでさっぱりだ」という薄笑いを浮かべた目で見るように//orz 何とか1サイクルやり終えてたところで、「それではもう一度、今度は各自4サイクル連続して行ってください」との講師の非情な声が・・・涙。
3時間目は止血法の実習。止血帯の作り方から、実際の止血まで。今度は3・3・2・2に分かれてと指示され、私はジャージくんとペアに。とまた、学ラン軍団から薄ら笑いが。くそーっ。実際、腕を掴んで動脈を止めたり、足に止血帯を巻いたりするので、けっこう相手の身体に触らなくっちゃならない。明らかにジャージくんが緊張しちゃってるし、横では学ラン軍団が怪しい目で見てるし、もう勘弁してほしい・・この雰囲気!!
3時間の講習を終え、ぐったり力尽きたところに、礼儀正しいジャージくんが遠慮がちに、「今日はありがとうございました」と。いい奴だ。彼はその後も教室を出るまでずっと気遣ってくれてくれ、ありがたかった。慣れない男子高校生オーラに押されてフラフラになってしまったが、応急救護の講習で習ったこと自体は今後の実生活でも役立ちそうな内容だ。今回きちんと(?)学べて良かったと思う。

*1:彼らが生まれる前のビデオだろうなぁ