3日前。カーテンと電灯をチェック

旅館風?

今日はカーテンと電灯を点検、交換作業を行う。社宅にはいちおう備え付けのものが用意されているのだが、カーテンは色あせたピンクの花柄模様、電灯は旅館によくあるような和風蛍光灯と、とても使用する気になれない代物なので、倉庫に保管したまま自前のものを使用していた。一度も使っていないものとはいえ、次の入居者がスムーズに使えるよう、すべての状態をチェックしなおさなくてはならない。倉庫にしまう際、綺麗に拭きなおしたから、汚れはそう酷くなかったものの、蛍光灯はけっこう古いものがそのままだったので、電気屋に走って交換する。
私たちの前の入居者はいちおう夫婦で赴任していたのだが、奥さまが当地の気候を嫌い、一年の大半を関東のご実家で過ごされていたそうで、引っ越しの際の掃除等はすべて業者に任せたのだという。夫の会社の社宅には、「入ってきたときよりもきれいにして出て行かなくてはならない」という不文律があるだけに、自分で掃除しきれないと判断したら、自腹を切ってあっさり業者にお任せするというのもアリだとは思う。しかし、この社宅と前々赴任先の金沢で、ダ○キンに7万円以上払って掃除をしてもらったという社宅に入居したが、はっきりいって全然ナッテナイです。さすがにトイレとお風呂、キッチンシンクといった水まわりはきれいになっているのだが、換気扇は表の部分だけで排気口は油まみれのままだし、壁の桟や窓のパッキンなどは埃だらけ。電灯もザッと拭きましたというだけで、雑巾のあとが埃とともに残っているようなアリサマ・・・なんて書いていたらキリが無いけど、要はお金を払って業者に任せてもそれで完璧というわけではないし、最終的に必ず自分でチェックしなおす必要があるのだろう。先の不文律と並んで、「蛍光灯・パッキン等の消耗品は、新しいものに取り替えて出る」という掟があったはずだが、その辺ももちろんチェックされておらず、使用して黒くなったものがそのまま残されていた。自分たちが一度も使用しておらず、前の入居者がそのままにしていたものの負担を賄うのは不毛だが、次の入居者に不愉快な思いをさせるくらいなら自腹を切った方がマシなので、ちゃんとしました。
もっとも、この手の苦情や入居者間の見解の相違等は年々酷くなる一方のようで、今回の異動では全国統一の書式で損耗や掃除のチェック表が配られ、引越前に退去者と入居者双方がそれに基づいてお互いに交渉するようなシステムに変わった。まぁ、面倒といえば面倒なのだが、あれこれ不愉快な思いをしたりさせたりしたまま、じりじり過ごすことになるよりは良いのだろう。
・・・自前の白熱灯を備付の蛍光灯に替えたら、一気に「シャタク〜」という雰囲気に戻った。外した白熱灯をパッキングし、レースカーテンのみ洗濯。晴れて良かった。厚手カーテンは痛みが酷いので、最終日に廃棄処分する予定。