古女房的電子辞書の魅力

SIIの大きさ比較?

実は・・・先日のガジェット類に加えて、古女房のSR-T6700まで密かに復活を遂げている今日この頃。
最近はほぼ毎日ポッドキャストを聞いているのだが、そんなとき、「あ、これ何ていう単語だろう」と気になることが少なくない。たいていはながら作業で聴いているものだから、その場で確認できる手段がないともうそれっきりになってしまう。後で調べようと思っても、まずできない。そんなとき役立つのは、サッと起動して怪しいスペルでもすばやいスペルチェックで目的の言葉をきっちり見つけ出してくれる辞書。そんな使い方に打ってつけなのがこの古女房なのだ。
また週一回でも英会話スクールに通っているせいか、日常生活の中でフッと「あ、あれ何というんだったっけ〜」と突然表現が気にかかることもよくある。その手の単語は、うろ覚えだったり毎度忘れてしまう(超個人的に)性悪な表現であることが多い。そんな場合も、まず記憶の彼方に辛うじて引っかかっているスペルで英和辞典を引いて確認する。それでも見つからなかったら、和英辞典。その方が、なぜか調べた単語が頭に残りやすい。英会話はある程度瞬発力だから、日ごろのこうした「貯金」が大きくモノを言う。そして、それにはこの手の「サッと引ける辞書」が重宝なのは言うまでもない。
もちろん、机に座ってきちんと勉強できる際には最新型の大型辞書が頼りになるのだけれども、実際問題、そんな時間はあまり確保できなくて、何かの作業中にサッと引きたくなることの方が多いのだ。なのでこの手のキビキビ動く辞書が手放せないのだろう。
こうした用途からすると、以前使っていたキャノンのワードタンクC50が、大きさといい反応速度といい理想的だったのだが、この辞書は夫の元へ嫁入りしてしまった。が、同じく携帯型のME7200のがいいかというと、それより古いT6700の方が微妙に起動やスペルチェックが早いので、結局多少大きくてもこっちに手が伸びているという始末。
ホントに使いやすい辞書なんて、そういうものなのかもしれない。新しい機種を手に入れたことで、かえって余計な機能のない、SIIらしい潔さとすっきり感を持つ旧型機の魅力を思い知らされる。SIIもこの機種以降は、競合他社に対抗するために一括検索キーやら音声機能のある電子辞書を作らざるを得なくなったのだろうけど、どうも付け焼刃的で、かえって元の魅力を歪めているような気さえする。SL9900はいい機種だが、どうもあの大きさには馴染めないのだ。。
なーんてノスタルジックな戯言など、厳しい競争社会の前では吹き飛んじゃうんだろうな・・・でもやっぱり、SIIがWスクリーン搭載の辞書とか作ったらショックです。