[訪問記]伊丹十三記念館

伊丹十三記念館。

引き続き、夫の計画年休。昨日一日家にいてちょっと退屈気味だというし、体調もすっかり回復したようなので、今年できてから気になっていた伊丹十三記念館に行ってきた。
彼の出演したCMで知名度が上がったといわれている一六本舗のすぐそば、川沿いに目立つ黒い木造っぽい建物。中村好文さんの設計だという。渋カッコイイながらも所々にナチュラルな草が配置され、どこか温かい。入場料は大人800円。中は館長の宮本信子さんの挨拶ビデオから始まって、子どものころの作文や観察日記、絵、愛用の楽器、食器、描きためたイラスト、エッセイ、俳優として出演作品、製作したCMのビデオ、映画の紹介などなど。ものすごいマルチの人なのね。どの作品にもどこか独特のユーモアが感じられて楽しいし、見せ方も凝っていて退屈しない。そして、別部屋の「お葬式」コーナー。実際に撮影で使われた祭壇や手書きの大量絵コンテが圧巻。もう参りましたーー、という感じ。文句なく面白かったです。
館内には喫茶室もあるが、飲み物はほぼ一律500円とお高めだったので、ショップで十三饅頭と猫の絵葉書を購入。このお饅頭は宮本さんがプロデュースしたそうだが、やはり一六本舗製(笑)。一見どってことないお饅頭だけど、しっとりした皮と漉し餡の割合がグッジョブ!で美味しい。さりげなく旨いという感じが伊丹さんらしさを醸し出しているようです。

昼食は砥部まで足を伸ばし、耕庵という民芸調のうどん屋さんへ。地元産の食材を積極的に使っているそうだ。お店の中央に置かれた、手作りっぽいおにぎりやお稲荷さん、おでんなどのコーナーがちょっと嬉しい。なかなか気に入りました。