The Memory Keeper's Daughter  348~401p -10 読了

当初、ダウン症の娘を施設に預けようとしたデイビットの心情がどうしても受け入れられず、距離を置いた読み方しかできなかったのだが、彼が亡くなって初めて少しずつ彼の気持ちを受け入れられるようになってきた。
月並みだけど、親として夫婦としてどう生きるのかということを考えさせられた。どれだけエネルギーを掛け、苦労に苦労を重ねて育ててきた子供でも、いつかは手放さなきゃならないし、それが子供の本当の幸せにつながるとか、理解し合えない夫婦の間にも抜きがたく存在する相手への感情とか(例えそれが痛みの歴史であっても)。
夫婦関係も子育ても、一筋縄ではいかんねえ。。