向こう三軒両隣

引っ越しの挨拶というのはタイミングがとても難しい。


うちはたまたまキャンセルとなった物件を運よく買った口で購入申し込みや契約の段階では明らかに後発組だったのに、なぜか入居はかなり早いほうだったらしい。
そんなことはつゆ知らず、7月末の引っ越し直前に、新居のお隣さんと階下の方への挨拶品を購入していたのだが、物が食品だったため、ひと月経過時点で買いなおし(涙) 今度は日持ちのきくものと、来年の小さな卓上カレンダーを選んでスタンバイして半月。
三連休の間に、やっとこさお隣さんと階下の方が揃って引っ越されてきたので、しばらく挨拶待ち。しかし音沙汰がなかったので、連休明けにこちらから挨拶に行ってきた。
引っ越しなんてとうに終えてる側から挨拶に行くなんてイレギュラーかもしれないが、このままずるずると何もしなままエレベーターなどで顔を突き合わせるのも気づまりなので、こちらから出向いてしまった。


…総会の際に簡単な挨拶を済ましていたお隣さんは、「あーすみません、こちらから伺おうと思ってたところでした」とまあ、微笑ましいパターン。夕方に改めてお隣さんからのご挨拶を受けて、「こちらこそ気を遣わせてゴメンナサイ」とぺこり。20代後半か30歳くらいのお若いご夫婦で、幼児が二人。付かず離れず、そこそこいい関係を築いていけたらいいなーと思う。
階下の方は、「え、え? ああ、よろしくお願いします。私たちも引っ越してきたばかりなんですよ(…どうもお隣さんとうちの引っ越しを勘違いされてる様子)」と、びっくりされていたみたい。驚かせてスミマセンでした。40代後半くらいのミセス。お子さんはうちと同じくらいかもしれない。でもとりあえず、おおらかそうなフツーの方っぽかったので心底ホッとした。

かつて社宅で、社内でも有名な神経質なご夫婦の上に住む羽目になって、非常に苦労した経験があっただけに……何といっても買っちゃったマンションだもの。そういうことでトラブルがあると、地獄を見るからね。。


これでひとまず引越関係の任務は完了(のはず)。