曲げわっぱとチビ箒

わっぱと箒。

マンションや学校などで、勘違いに伴う非常に恥ずかしいことをいくつかしでかし、穴があったら入りたいような気持ちになった。ぐああ。
こういうときはアヴァンギャルドなものを買って気を取り直そうと、いきつけの雑貨屋さんへ工藤冬里さんの器を物色しに行った。が、ものすごい勢いで売れてしまったようで、既にお目当ての品はない。
気がつくと曲げわっぱのお弁当箱(3500円)を買っていた。
4月からの学生生活じゃ辺鄙なところに通う。学費負担もあることだし、少しでも節約に励むためお弁当生活を始めよう……と漠然と考えてはいたけど、あと何か月あるんだ>自分。4月まで夫に貸すか。うん、健気な妻っぽいかも。
しかし店で、ここいらでは通常、高校生はお弁当持ちになるという情報を耳にしてしまった。大阪では当たり前だった学食が、松山の高校にはない?! 学生生活が始まったとたんに、毎朝、弁当を二つ作るというわけかあ。うひー。


そして、動揺した勢いで、レジカウンターのそばに置いてあったチビ箒(210円)も買っていた。衝動的に買ったのだが、家で使ってみたらなかなかいいものだった。キーボードや電話の埃がきれいに掃えてケバが残らないし、パソコンのそばに引っ掛けておくだけで、なぜか気持ちが癒される。
この間のアヤコレットリのライヴでは、これの大きいやつに金物の洗濯ばさみを付けて、冬里さんがドラムを叩いていたという。カーテンの陰に隠れて演奏してたのでその時は全然わかんなかったけど、あとから洗濯ばさみが周りにたくさん散らばっていたので謎が解明されたそうだ。