ひとりごと

金融面ではどちらかというとシビアなはずの自分が、どうして10年近くも件の銀行口座を弄れなかったんだろうかって、ふと考えた。
伯父さんへの義理とか、相次ぐ転勤とか子育てで忙しかったとか理由はいろいろあったのだろうけど、要は実家を処分したお金や親が亡くなったことに対する代償。それを受け入れたくないって気持ちが深層心理のどこかにあったのかもしれない。未だに自分が20年以上暮らした実家周辺には近寄れないし。
妹はしっかりそれを頭金にマンションを買っちゃったりしてすごいなーと感心してたんだけど、生まれてからずっと地元で生きてきた以上、否が応でも受け入れざるを得なかったというか、自分ひとりで毎月10万円以上の家賃を払いながら自活していただけに、私みたいにウジウジやってる余裕などなかったんだろう。
そういう意味では、10年近く預金を放置できるだけの生活を支えていてくれてた夫には感謝している。マンションを購入するときも、このお金には一切触れなかったし・・・というか、存在自体知らなかったのかもしれないけど(苦笑
今後、子供たちの教育費や単身赴任で家計は厳しくなっていくだろうけど、とにもかくにも学校に行けるということをありがたく思う。