入学と卒業が同じ学校というのが一度もなかったことに気づいた

娘の小学校の卒業式。
式が始まる前に、震災で亡くなられた方々への黙とう。
思えば、彼女が入学したのは東北の小学校だった。自分たちが被災者となっていた可能性も、容易に想像できる。震災から遠く離れたこの地でも、献血に走ったり義援金を送ったり、被災地への思いはそれぞれにあるのだろうけど、特に自分たちはぬくぬくとはしていられないのだと改めて思う。
舞台で入学式から始まる思い出のスライドショーが流れている間、頭の中では雪の中、ゴム長にスキーウェアを着込んで登校したり、たすきをかけてさんさ踊りの練習をする娘の姿が浮かんでいた。本人が映ってない思い出のアルバムというものは淋しいもんだが、東北の思い出は温かいものばかりだった。それで十分だと思う。
式が終わるとそれぞれのクラスに戻って、クラスごとに編集された思い出のアルバムを見る。今年一年の子どもたちの姿に交じって、小さな頃の写真も映し出される。娘が選んだのは、東京の社宅を出て東北に引っ越す日の写真で、マイッタ。つくづく、全国流浪の民だったんだなあ。
いったん昼食を食べるために帰宅し、今度は物品購入のために中学校へ。これまた息子とは違う学校なので、新鮮だ・・・中学はきっとこの学校を卒業できるはず>娘
単身赴任中の夫にも、写メを送ってあげなくっちゃ!