なが〜い皿とアツのマグ

今日の器は「田園調布いちょう」で購入した長皿。作者不明。女将さんは,深さがあるのでおかずも盛れますよ〜と言ってたが,ご覧の通りテキトーな菓子皿にしか使ってましぇん。でも焼きはすごく気に入っているので,時々テーブルに置いて楽しんでいるという,自慰的存在の器でござんす(そういう器が多い(泣))。
側にあるマグは,荻窪の嘉土で購入した岡伸一さんの面取白磁。我々夫婦の春夏カップとお揃いだが,アツは年中これを使っている。ちなみにシオシオにも,同じ作家さんのコロンとした青磁のマグを買ったのだが,購入した翌日にガシャンとやられてしまった(3歳児に和食器を与えるなんて無謀だった)。
岡さんは白磁青磁カップ類を,焼き締めでポット(12日の写真の後ろ側にある模様付きのが岡ポット)を作っている作家。その辺のセンスがものぐさな我々一家のツボにピタッとハマっている*1。値段が比較的手頃なのも嬉しい(マグ一つが3千円前後だったような)。
以前,どこかの器屋さんで聞いた話だが,ガシャンと割ってしまった時のショックが2〜3日で癒える程度の価格がその人の分相応なんだとか。そういえば,シオシオにマグを割られたショックもちょうどそれくらいで癒えた。きっとこのマグくらいが,我が家の分相応なのだろう。…もちろんモノによりけりなのだろうけど,おおよそのお話でござんす。

*1:マグは洗うのが苦にならないし,茶の色が映える白磁がベスト。ポットは洗うのが面倒なので,茶渋が付いても目立たない焼き締めがいい。茶も美味しく入る