ピアノレッスン最終日

今日のレッスンで,いったん娘のピアノは中断だ。バイエル9〜10。新しい楽譜を先週渡してもらったところだけに先生が恐縮され,返品してもらってもいいとまで言ってくれたが,レッスンを再開する時には先生のところでお世話になりたいと思っているのでそのまま受け取らせてくれと伝え,代金を払った。
最近は「子供に合わせて」イラストが多用されたオールカラーの楽譜を使ったり,「子供の好きな」歌謡曲だけを練習させる先生も多いそうだが,T先生は昔ながらの基礎とバイエルをしっかり身につけさせる方だ。それでいて,30分間しっかり子供を集中させている。今回いただいた曲集はバイエル準拠で,描画が少しあるだけのシンプルなもの。それでも,「お好きなら自分で色を塗りなさい」と言われて,娘は自分の好きな寒色系で一生懸命仕上げていた。本当にいいものならイマドキの子供にだってちゃんとわかるし,本当に指導力があればバイエルだって子供はちゃんと練習するのだ,きっと。
かつての教え子M先生のピンチヒッターとして,T先生は三ヶ月間,車で片道20分掛けて娘を教え続けてくれた。6千円の月謝で月4回。お金だけでは決してできないことだと思う。
レッスン終了後,夫の様子を見ながら連絡させていただきますと再度伝え,昨日買ったエンガ・ディナーを手渡し失礼した。