図書館騒動

県立図書館 (閉館中・・)

朝仕事を終えたあと、ふと息子のペンマンシップを手にとって度肝を抜かれた。質問がすべて英語で書かれているためだろうが、問題の意図自体わかっていないのがアリアリだし、それ以前にとてつもなく字が汚い・・。とにかく人様に見せるという意識が見て取れない代物だった。旧ソビエト学校で根性叩き直してきてもらえとでも言いたくなった。
そう先日、米原万里さんが亡くなったのだ。彼女の本は「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」と「オリガ・モリソヴナの反語法」しか読んでいないが、どちらもプラハソビエト学校で学んだ筆者の経験が随所に生かされた作品で、最近読んだ日本語の作品の中では飛びぬけて面白かった。そんな彼女がロシア語同時通訳者として得た経験を描いた作品(「不実な美女か貞淑な醜女か」)があるという。県内図書館情報で検索したところ、県立図書館にある本が貸出可能だったので、さっそくネットで予約を入れた(市立図書館は貸出中)。アイーナに移転してから県立図書館には行ったことがない。見学がてら、英会話スクールの前に寄ってみようと思った。
で、今日もいつもどおり自転車で出かけたのだが、駅前の架橋は自動車専用。自転車でアイーナのある駅裏に抜けられる道がさっぱりわからない。3~4回はkm単位で駅の周辺を行ったりきたり。にっちもさっちもいかなくなって、駅ビル駐輪場に自転車を置いて歩いていくしかないと覚悟した直後、駅前架橋の脇にある自転車・歩行者用の入り口が見つかった。駐輪場に自転車を引き取りに行って、なんとかアイーナの駐輪場に辿りついたときには、家を出てから既に1時間以上経過していた。うげげ。そこから3階の県立図書館へ・・しかし、入口ドアが開かない。一瞬我が目を疑ったのだが、休館日だった。悔しいので奈良美智さんのもりおかわんこを携帯カメラで写す。
傷心のまま、とりあえずサラリーマンのおじさんたちに混じって、1階のパッとしない中華そばを食べ、英会話スクールに向かった。