語学教室(November-3)

娘は土曜参観の振替休日。通常、振り替えは翌週月曜になるのだが、今回は四連休にしたいという学校側の思惑が働いたのか、金曜に。夫も息子も通常どおりのスケジュールなだけに、我が家には全然意味がないんだけど、笑・・。夫は午前中いっぱい同僚のKくんと雫石のK牧場にマイカー出張。車の帰還を待って、午後一で街中のC教室へ。会社とスクールは至近だから、ついでに夫を会社に送っていく。奈良県出身のKくんは、今どきの若手では化石的存在のスモーカーだ。二人で出張していただけに、車が非常にタバコくさい。いちおう厭味たらしく"Nicht rauchen!!"と書かれたメモを貼り付けてあったのだが、ドイツ語わかりませ〜んとトボケられたそうで。ったく若いのに喰えん奴(関西人って奴はυ)。。
街中に早く着きすぎたので、夫を降ろした後、スタバに寄ってコーヒーを仕入れてくる。「プラダを着た悪魔」でアンディは4~6杯のコーヒーを抱えていたけれど、たった1杯だってストッパーを挿してもらってるのに、こぼれるこぼれる。徒歩7~8分の距離なのだが、気温が低いせいもあって、スクールに着いたときには結構温度が下がっている。適温じゃないわよ〜と、これを何度も買いに行かされるなんて、確かに精神的にキツイ話だわ。実際に自分でやってみて、初めて人の苦労を思い知る。
レッスンはL先生@テキサスによる1on1。彼はいつも自分のペースできっちりテキストをこなす方だが、最近はだいぶ馴染んできたこともあって、予め一対一の60分授業ではいつも電池切れになってしまうので、途中で休憩を挟んでもらってもいいかといったことをお願いしてみた。と、それが逆に起爆剤となり、結局、初めて最後までテキストに入らず、フリートーキングに終わってしまった。それも何でそうなってしまったのか、外国人とはいちばん議論のネタにしたくないような、天皇制度の問題とか日本的伝統の功罪とか、めちゃめちゃ堅〜い方向に・・・こっちは英語を話さなくてはならないというハンデがある上、どう考えても相手の方が議論馴れしているから押しまくられ、思ったことの7割くらいしか伝えきれない。また、自分はわりにリベラルな方だと思っていても、アメリカ人と議論すると、何だかんだと日本の批判をする相手に対し、どうしても日本を擁護する側に立たされがちで、気がつくと何だか自分が言い訳人生を歩んできたような方向に追い詰められる。特にL先生は元学校教師ということもあって、言い方は丁寧だけど相手の追い詰め方に容赦がない。何とか、ここは確かにオカシイけれど、ここはこういう理由で仕方がないところなのだということを相手にきっちり伝えようと頑張るのだけど、とても疲れる。結局、言いたいことを伝える前に力尽き、後で思い返すたびにああ言えばよかった、こう言うべきたったという結果になる。まぁ、自分の認識の甘さを知らしめられる指摘も少なくないし、たとえ7割程度でも以前よりはずっとたくさん言いたいことが伝えられるようになったのだから、ありがたいのではあるが。
しかし頭にくるのは、授業後に先生のガールフレンドがラウンジに遊びに来ていたのだが、そのときの変貌ぶりだ。融けそうな甘〜い顔で全然モードが違っているのよな。ある意味、すごいプロフェッショナル。ごちそうさま、なのである。