Thank You for Smoking

以前、週間STの紹介記事を読んで以来、ずっと気にかかっていた映画。アンチ禁煙運動映画ということで、喫煙者の夫と見に行きたかったのだが、18時40分上映で来週金曜までの公開という厳しい条件だったので、回転寿司を食べに行きたいという子どもたちを夫に任せ、ひとり大通りのMOSSへ。
映画の始まる直前まで、こうまでして自分はこの映画を見たいのかと半ば呆れていたくらいだったが、そこまでやっても惜しくない映画です、と言ってしまいましょう(個人的に)。最初から最後まで笑わされっぱなしだったし、何といっても瀕死のタバコ業界*1を背負って立つ男、ニック・ネイラー*2が最高。詭弁もここまでやってくれるとアッパレだ。どうにも憎めない奴でいて、カッコいい。しかも、タバコという問題の多いテーマを扱いながら、鑑賞後は不思議と清々しい気分になってしまうという・・・まぁ締めをネイラーの息子が決めてくれるというあたりが、安心して見ていられる所以かもしれない。ブラックだけど、USものためかモンティ・パイソンみたいな行き場のない黒さはない。愛すべき傑作コメディ。
Every person works for mortgage but there is also something more important than mortgage.(←ええかげん)というところでしょうか? 英語は全体的にとても聞き取りやすいです。
帰りにミスドで、家族に感謝の100円ドーナツを買って帰宅。

*1:今やジョニー・デップまでもが禁煙しようとしているんですものね・・・υ

*2:nailには略式で獲物をしとめるといった意味もあるそうで