October-3

朝、スクール仲間のRさんからメールが届いた。今日は高知からお友だちが来てお休みするから、皆さまによろしくとのこと。ここは1回90分の授業が約2500円と、ネイティブが教えてくれる学期払いのスクールとしては比較的安価なのだが*1、完全クラス担任制で振替授業が受けられないのが難である。Rさんも私と同じ庶民派学習者で学費を捻り出してるような状態だけに、「熱があっても這ってでも出席する」と言っていたのだが・・・遠方からのお友だちが来たとあれば、仕方がない。
英会話スクールも、ここがベスト!と思えるようなところはなかなかない。このクラスはメンバーのレベルが高くて毎回知的な刺激が受けられる点は素晴らしいと思うし、実際、入学後約半年で以前よりグッと自然な感じで話せるようになってきたという実感もある。趣味を同じくする知的仲良しクラブ的な場としては最高だろう。けれど、資格や仕事で使えるだけの英語力を身につけるというのが目的ならば、ちょっと物足りなさもあるような気がする。
実は近くに、もっとはっきりプロ志向を打ち出すスクールがあるだけに・・・。ただ、プロ志向のスクールは一般の英会話スクールに比べてズンと値段が張る。今のスクールでさえ費用負担が重いのに、さらに費用を掛けてまで英語でやっていくだけの覚悟があるのかとか、そこまでしなくても今の態勢+通信教育などでなんとかレベルアップできないかとか、最近はいろいろと迷いながらレッスンを受け続けている状態だ。ま、とりあえず学費を前払いしている分までは、ここで頑張らなきゃならない。
などと心中悩みながら、レッスンを受ける。先生は、以前話題に上ったチーズ関連の記事や、チリの詩人ネルーダの詩を元に授業を進めたかったようだが、なぜかK子さんが着ていたアライグマが刺繍されたベストから、raccoon(アライグマ)とlagoon(潟)の違い、さらにはlagoonとmarsh/swamp(沼地)の違いといった話で盛り上がってしまい、挙句の果てには、toad(ヒキガエル)はamphibious(両生類)かreptile(爬虫類)かといった、詩とはまったく関係のない方向に話題が進んでいってしまうのであった;;
何とか先生が軌道修正を図って、ネルーダの詩に話が戻ったものの、sonnet17の生々しい表現をpassionateやhotというより、horrorだとかgollum(←「ロード・オブ・ザ・リング」のゴラム)っぽいとか、散々な感想に。。先生もトホホ表情で頭を抱えながら、「あなた方は詩にはあまり関心がないんですね」と言うしかないという・・・すみません;; いちおう、キーワードとなっている、"salt rose" とネルーダについて各自調べてくるのが宿題となったものの、どうなることやら。。
というのも、先週の課題だった「ちょっと変わった」という意味の単語集の例文に、J.B.S.ホールデンの引用文があったのだが、それにK子さんが興味を持たれてウィキペディアで詳しく調べてきたとおっしゃる。さらにホールデンが大々的に話題に上がったところで、「そう言えば昔、彼の著作を大学でかなり読んできたわ」といった話をY子さんが持ち出されて・・・彼女が「かなり」というと本当に「かなり」なことなのだろう・・・・・・と、どうやらネルーダよりこちらの方に話題が進んでいきそうな雰囲気なのである(汗)。ちなみに問題の一文はこれ;;

Now, my suspicion is that the universe is not only queerer than we suppose, but queerer than that we can suppose. (J.B.S.Haldane)


M先生が担任になってから約ひと月だが、未だ授業スタイルが定まらないようだ。まだまだ試行錯誤といった感じかな。

*1:1回60分1000円とかいう盛岡のスクールOは特殊だったと思う。それにOのこの価格は、1年分のチケットまとめ買い価格だった。