[英ス]January-3

今回次回とK子さんが二週連続でお休み。ご主人や義理のお母さん、お嬢さんや実のご両親など、彼女が何らかの形で世話をしなくてはならない人々がみな関東にいらっしゃるので、月に何度かは向こうのお家に行かなくてはならないという。が、ご本人も現役学生の身。それもただ学校で授業やゼミに出席するというのではなく、実習実習で山ごもりなんだもの。彼女を見ていると、活動エネルギーレベルの高い方の生活とはこういうものなのか!と感心することしきり。楽しく生きていくためには使わなきゃいけない費用やエネルギーもかなりのものだけど、そこから得たいものはきっちり得てらっしゃるというような。まったく同じようにはできないだろうけれど、彼女のようなベビーブーマー世代の方々のタフな生き方から得るものは多いと思う。
そのK子さんと同世代の、同じく常に忙しいT子さんもいつものようになかなかレッスンに現れず、1時間近くどちらかというとのんびり組のメンバー4人で日常的な話題をそれぞれディープに展開。私も、指の怪我やら夫との諍いの話などをぽちぽち話す。たまにはこういうまったりした授業もいいものだ。
そういえば盛岡ではサークルやスクール如何に関わらず、今日のように超個人的な事件の顛末を報告したり、どってことない日常的な事柄について熱く語りあったものだった。そう、英語という言語の方がなぜか日本語よりオープンに自分の気持ちを話しやすいようで、日ごろシャイな東北の人たちが、英語だと自分の気持ちを滔々と話してくれるのが不思議だったなぁ。。
と、そんなことを感じていたのはどうやら私だけではなかったらしく、授業後、ふいにメンバーのRさんからある衝撃の告白を受けた。どうやら今回の本音トークが導火線になったらしい。やはり、転勤族として打ち解けた話のできる場所は限られ、以前も英会話スクールで気持ちを分かち合うことによってなんとか辛い体験を乗り越えてきたという。・・・東北人だけでなく日本人英語学習者全般的に、「なぜか英語だと本音が話せる」というような効果があるのかもしれない。英会話セラピーか?
しかし、こういうことを話し合うようになってきたら、そうそう気楽にスクールを変えられなくなるような気もする。ちなみに先に触れたK子さんは、このスクールに通い始めてからもう14年になるそうだ。