歴史博物館へ

娘作、貝合わせ。

今週末は、四国屈指の大型ショッピングセンターがオープンするということで、中予の市民はほとんどが松前町方面に出向いているのではないかと思われ。案の定、マンション駐車場は朝からがらがら(笑)。

そんな中、娘のリクエストで西予市の県立歴史博物館へ。お目当ては「写真で見る昭和の暮らし」展。博物館自体は2回目だが、前回見落としていた個所もあり、今回もまったく飽きなかった。全体を通してその時代の暮らしぶりを直感的に感じられるジオラマが多いので、小さい子から大人まで楽しみやすいのではないかと思う。

で、企画展。これはすごかった。基本は昭和30~40年代の写真展示で、ちょこちょことジオラマや当時の雑誌が置かれているという感じ。松山の中心街だけでなく、南予東予の小さな町の街角スナップなんかもたくさん。しかし、当時の町のほうが今よりずっと活気が感じられるんだよね……。町並みはレトロでこれがほんとに日本?という感じだけど、商店街に子供からお年寄りまでいろんな年代層の人があふれていて、人のにおいがする。この50年で、日本の地方都市はこうも寂れてきたのかと思い知らされる。
あと、当時の主婦の生活ぶり! 毎日の食事作りや掃除洗濯に加えて、子供の服は下着以外手作り基本!! 横で夫が、「俺も小さい頃、服はほとんどお母ちゃんの手作りやったで」のひとこと。ひえーであるが、面白かった。
帰りに大洲のユニクロに寄って、服を買い込む。一度シャッター街になってしまった町が、最近、再び活気を取り戻してきたという雰囲気。だが、そこにあるのは、松山市内と全く同じ商品が並ぶ全国チェーンショップばかりだ。そういう時代、これが利便性だよなと思いつつも、やっぱり一抹の寂しさがある。まあ、よそ者の勝手な感傷なんだろうけど。
帰路で通った松前町のショッピングセンター前は、思ったより混んでなかった。イオンの進出を阻み、県内業者のFが社運をかけてオープンさせたという大型ショッピングセンター。自分が行く気はないけれど、成り行きは気にはかかるなあ。