点検工事その5

つけちゃいました。。

これで最後だと信じて……(笑)
今回のミッションは寝室ドアのガタツキ調整とキッチン排水管の水漏れ補修だ。


個人的には、ドアのガタツキはまったく気にならない、というかそんなの今までの社宅や実家じゃよくある程度で、閉まればいいんじゃないの?と思っていたくらいだったが、販売代理店や施工業者の担当さんがたにはものすごく気になる箇所らしい。
私や夫がとっても気にかけていた花台のヘアクラックや網戸の隙間なんかは、業者的にはどうでもいい(?)箇所のようで、こちらが熱心に頼んでも、「ハイハイ、直しますよ」とか、おざなりな感じ。素人と玄人で見方が違うもんなんだなー。
閑話休題。そんなこんなでドアは、前回、前々回と、大人2人がかりで30分以上あれこれ弄った挙句に、部品を取り寄せなくてはならないという結論に至り、今回、部品を取り換えるはずだった。しかし、換えてもよくならなかったみたいなのよね(涙)
で、また延々調整(1時間経過)。…結局、元の部品に戻して調整の技でできる範囲でガタツキを最小にしてくれ、「これで勘弁してください」と。もともと気にかけてない箇所だし、以前よりは確かに良くなったからOK出し。


そして問題の水漏れ。施工業者の担当さんがシンク下にもぐり込んで漏れを確認してくれた。どうやら配管部分のパッキンが元々ずれて取り付けられていて、そこから水が漏れてるらしい。こうなると施工業者ではなくメーカーマターだというので、また後日、連絡待ちに。。とほほ。いったいいつになったら、うちのマンションは補修から解放されるんだ?
と思っていたら、1時間後に担当さんが「メーカーと話がついたので、今から行っていいか?」と。お昼ごはんを食べてる最中だったけど、OK、OK。
メーカーさんから3人くらいお兄さんを引き連れて再訪。シンクに繋がる配管部分をパコッと取り換えて補修終わり。…なんでこんなに人数がいるんだろう?、とか考えちゃいけません。 
ミッションコンプリート? これで補修ループから解放されたのだ。やったー!! ありがとうみなさん♪(to whom?)


今回の一連の補修工事を通して、マンションはたくさんの設備やパーツを組み合わせて完成するもので、何か問題が発覚するとそれぞれの担当業者が補修に当たるということがよくわかった。となると、全体を管理する施工業者がコケたら大変だ。ここの場合、コケたのはデベロッパーだけで、施工業者にはちゃんと工事代金が支払われていたし、新たに販売代理を引き受けた業者がちゃんと施工業者と交渉してくれたから、今こうしてきちんと対応してもらえる。
でも、盛岡の社宅のように胴元の施工業者がコケてしまうと、深刻。壁に断熱材がまったく入ってなかった(手抜き工事の)事実がわからず、あの極寒の地にあって20年近く、「冬になると壁が水浸しになって凍る恐怖の社宅」として君臨することになる。「どうもおかしいなー」と思っても、住民は「転勤の間の一時的な我慢だから」と、その間だけはなんとか頑張り続ける。支店の総務課は、施工業者がコケて証拠書類もなく、担当業者もわからないからと、その場しのぎの対応で抜本的な対策は先延ばしになってしまい、なんやかんだで20年だ。ようやく重い腰を上げて建築士と業者に視てもらったら、「よくこんな状態で住んでましたね」と驚かれる始末。その時は長年の結露が祟って、壁内のカビがとんでもないことになっていたという(そこに住んでたんだけどね)。。ああコワ。
このマンションだって、先に入った数戸の方たちは、デベがコケたおかげで施工業者に繋がらず、問題が起こっても、耐えるか自分で適当な業者を探して自己負担で補修してもらうしかなかったそうだ。今回だって、いちおう施工業者とは繋がったけれども、専門業者が入る補修は実費になるという。まあ施工業者も、自分たちで手直しできる部分は費用を請求しないと言ってたけど、補償を担うべきデベがコケてると、そうなるんだな。
なんか、不動産を買うリスクというものを垣間見たみたい。DIYで中古物件をリフォームしちゃうような人なら、大した問題じゃないかもしれないけど。