それでも生きる子供たちへ

午前中は小学校でバザーの打合せ。無事、前日準備の係にありつけた。
午後は軽く勉強を流したり家事を前倒しにして、18時半から松山映画祭へ。映画祭2本目は、子供視点のオムニバス7本立て。
ルワンダからセルビア・モンテネグロ、NYのブルックリンまで、描かれている世界は様々だけど、貧しいと言われている国だけでなく豊かなはずの国にも落とし穴は存在している。幸せな状況を当たり前のように享受できてる人たちからは見えないところで、ひっそりと過酷な状況で懸命に生きている子供たちがいる。
是枝裕和監督の「誰も知らない」を彷彿させられる。この映画の原題が"All the Invisible Children"とあるとおり、描かれているのはまさに「目に見えない子供たち」の生きざまだ。しかし、邦題が「それでも生きる子供たちへ」と訳されている点がミソ。どの作品の子供たちも置かれている状況は過酷だが、「誰も知らない」より、子供たちの生命力を前向きに捉え、何らかの救いのようなものが示されるような形でまとめられているように感じられた。
子供を育てる親のひとりとして、すべての子供を支えていくべき大人のひとりとして、大きな宿題を授けられたような気がする。