語学関連その他
[メモ]
副腎皮質ホルモン（コルチコステロイド）
- 糖質コルチコイド： コルチゾールなど。（1）肝臓での糖新生を促進。（2）肝臓以外の細胞でのアミノ酸取り込みを抑制しながらタンパク質分解を促進して、肝細胞へのアミノ酸移動を促進。グルカゴン（膵臓）やアドレナリン（副腎髄質）、成長ホルモン（下垂体）の糖動員作用にも影響（許容作用）。（3）脂肪細胞のグルコース取り込みを抑制し、遊離脂肪酸とグリセロールの放出を促進（肝細胞での糖新生の材料とする）。また、糖新生により高血糖となり、インスリンが分泌され、脂肪合成が促進される。このため糖質コルチコイドの分泌が過剰になるクッシング症候群では、脂肪の蓄積が見られる。（4）炎症を抑えたり、免疫力を抑制する作用もあるため、糖質コルチコイドを薬として用いた場合、喘息、アトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患の治療や、臓器移植時の免疫抑制剤として使われる。
- 鉱質[電解質]コルチコイド： アルドステロンなど。主に腎臓でナトリウム貯留を促進させ、電解質と水分を制御する働きを持つ。
なお副腎皮質からは、男女を問わず性ホルモン（アンドロゲン）も分泌される。
- 「看護・医療スタッフの英語」---chapter9~11の例文と単語の音読
- 「イラスト解剖学」---60~78p。骨盤まわり
- 「人体解剖ビジュアル」---46~57p。筋など
