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ゲイツ財団が、マラリアやAIDSといった年間300万人もの患者が死に至る病気を差し置いて、罹患者2000人以下のポリオ撲滅に2.5億ドル超もの資金を投じる意義とその実現可能性について。
現在、ポリオの常在国は、ナイジェリア、インド、アフガニスタンパキスタンの4カ国。これらの国の周辺国では、常に感染が広がる危険にさらされている。
ナイジェリアではワクチン保管に必要な冷蔵庫の確保や不妊になるという迷信などが、北インドでは体内の常在細菌の多さゆえに必要とされるワクチンの多さ(通常3回で済むのが12回も必要)が、従来型の経口接種の生ワクチンでは問題視されている。こうした国々にはゲイツ資金で高価な不活性ワクチンを導入することにより、ワクチンの普及が進むと予想されるが、紛争が続くアフガニスタンパキスタンでは状況が厳しいだろう。
天然痘の撲滅は10年で成し遂げられたが、ポリオは21年を経てもまだ見通しが立たない。ポリオ対策は、撲滅よりむしろ病気の発生に迅速に対応する体制づくりのほうがベストチョイスではないかと考える専門家もいる。何はともあれ、ゲイツは賭けに打って出たというわけだ。

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  • 「看護・医療スタッフの英語」---chapter14~15の例文音読・暗唱
  • 「イラスト解剖学」---103~120p。上肢
  • 「人体解剖ビジュアル」---74~91p。循環器、呼吸器