「好きになる精神医学」
- 作者: 越野好文,志野靖史
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/11/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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入り口で知るべき情報の取捨選択が的確で、とてもわかりやすい。その分、やや説明が物足りないかなと感じる部分もちょこちょこあるが、その辺は適当に解剖生理・薬学系の本を参考に書き込み→知識の再確認しながら、赤線引きつつザーッと一読。
脳のしくみと心の関係から始まって、病気の症状や対処方法(薬物療法、心理療法など)を中心に、睡眠の問題や脳を調べるツールまで、知りたいなと思うようなツボはほとんど押さえてある。これまで何となくあいまいだった、心療内科と精神科の違いやノイローゼの扱いなどもちゃんと取り上げてくれている。
心の病気に関わる神経伝達物質、DSM-IV-TRに基づく病気の分類、心理療法の一覧あたりは何度も見返しそうなので、インデックスをつけた。