悩む余裕もない

隣の男の子から、いろいろとお家の話などを聞く。10代の子の話とは思えないようなディープさだった・・・普段は全然垣間見えないけれども・・・だからこんなに落ち着いてるんだなと思った。早く大人になんなきゃならなかったんだろうな。
18や19の頃、それなりに自分も悩んでたとは思うけど(それなりにいろいろあったと思うし)、少なくとも今の学校の子たちほど勉強とガチに向き合ってはいなかった。悩む時間だけはたっぷりあった。
この学校は、入学時に求められる学力レベルと、入学後に求められる学習レベルや学習量とのギャップがべらぼうに大きい。みんな、バイトも遊びもやりたいからとりあえずやっちゃうけど、そしたら勉強のほうがとんでもないことになってしまう・・・でもって試験に落ちたら情け容赦なく留年、だ。
悩みを抱えていても、とりあえず学校に来て勉強だけはやらないと、ますます悲惨なことになる・・・悩んでる余裕もない。
それでもこの学校に入っている以上、とりあえずやるべきことをやって資格取得ができたなら食うには困らない、ということは今の世の中じゃ、まだ恵まれているといえるのかもしれないけれど。
がんばってもがんばっても、そのがんばりがまともに報われないことすらある世の中だし。やりがいだけは山ほどありそうな職種だし。。