適性

寒い一日だった。
実習結果がボツボツと返却されてきて、隣のAちゃんから実習にまつわる衝撃の告白を聞く・・・自分の実習や学習の妨げになるような人やシステムに対する社会人組の見方は非常にシビアであるということを、改めて思い知った。どんなにいい子であっても、「あの子はNsに向いてない。ああいう子が試験だけで受かって現場に出ると、患者さんや周りに迷惑だ」と言い切る強さ。一瞬、ギョッとしてしまったけど、この業界、それくらいの気の強さがなくてはやっていけないのかな、とも思った。
自己を振り返ってみると、長年の転勤族主婦生活のためか、ついつい何でも「それくらい大丈夫」と安易に受け入れる習性が身についてしまっている。よく言えば丸くなったのだろうけど、要はいい加減なのだ。そういういい加減さが、裏返せば自分の行動に対する自信のなさにつながってるような気がしてならない。
シビアさと批判精神があってこそ、本当の優しさやプロとしての強さが身に着くんじゃないだろうか。