文化人類学

新学期から文化人類学の授業が始まったので、参考図書の一冊を学校の図書室で借りてみた。

フィールドワークの手法はもちろん、質的研究と量的研究の違いについてもわかりやすく書かれてあって、看護研究の講義でさらりと教わった教科書的な内容が具体的にどういうことであるか理解できた(ような気になる)。
佐藤氏の著書では、フィールドワークの成果を取りまとめた「暴走族のエスノグラフィー―モードの叛乱と文化の呪縛」や、上記「フィールドワーク」の新装版のような「フィールドワークの技法―問いを育てる、仮説をきたえる」も気にかかるのだが、残念ながら学校には置かれてないので公立図書館で借りなければならない。


・・・実は学生時代のパンキョーで、既に文化人類学の単位は取っているのだが、佐藤氏以前の世代だけに学び直しが非常に新鮮だったりする。

文化人類学への招待 (岩波新書)

文化人類学への招待 (岩波新書)

学生時代はこの本や本多勝一氏のルポルタージュなどを読んでいたのだが、今の授業ではほとんど名前が出てこない・・・時代が変わったという感じがする。
ググってみたところ、パンキョーで教わった教授は4年ほど前に亡くなっていたらしい・・・母校を離れてこれだけ経つと、学部の恩師の動向などはまだしも、パンキョーの先生の情報などはほとんど耳に入ってこないというのが何とも寂しい。スマートでかっこいい先生だったのになーー( ´-`)†