整形外科ジプシー

整形外科。
子どものころは「整形手術をしてくれるところ」、なんて美容形成外科と勘違いしてるようなひどい認識だったが、息子が大きくなるにつれ、今やわが家で一番医療費を投じる領域と化した。
しかし、四国に引っ越ししてきて以来、既に4か所の医院や病院を渡り歩いてきたが、未だにここだというクリニックと出会えない。

  • Tクリニック: スポーツドクターとして名高いが、待ち時間が最低3時間と言われてすごすごと退散。
  • K医院: ほとんど患者がおらず、いつでもすぐ診てもらえるのだが、最近、専門の医師が引退し、整形外科がなくなってしまった。
  • M病院: 診察から支払いまで優に3時間以上かかる。医師は信頼できる印象だが、とにかく混むので3分診療。
  • H医院: 家からもっとも近く、待合室には男の子や中年男性がちらほら。最近はもっぱらここをメインにしていたのだが、DrとNsがそれぞれひとりだけで切り盛りしていることもあって、少し質問しにくい雰囲気。

今回は、息子が「10日くらい前から、ジャンプをするたびに軸足となる左足の脛がズキッと痛んで力が入らない」という。本人の年齢、脛骨という箇所、最近急にトレーニングがハードになってきたといった状況や症状から、疲労骨折の可能性が高いかなあ、と。
・・・いつものH医院が特段よくないというわけではない。しかし、診断がついたところで、どの程度の運動まで可能なのか、どういう症状が出たら危ないのかといった具体的なことまでいろいろと訊いてみたかったので、今回は、看護学校で整形の授業を担当してもらったI医院で一度診てもらおうか、ということになった。
I先生は授業で受けた印象どおり、誠実な対応をしてくれた。疲労骨折というのはX線ではなかなか分かりにくいからと何枚も写真を撮り、説明も丁寧。ただ、先生自身の専門はリウマチや膝、腰のようで、待合室は高齢者のサロンと化している。診察から支払いまでは2時間弱。息子の学校の近くなので子ども一人で通わせるのは問題ないが、これだけ時間がかかるとなると、学校後、塾の前にちょっとというわけにはいかなさそう。。
・・・今回はI先生に診てもらうとしても、今後どの医院に行くべきか・・・、まだ当分、整形外科ジプシーの日々が続きそうである。