「生化学超入門」

生化学超入門 (エスカルゴ・サイエンス)

生化学超入門 (エスカルゴ・サイエンス)

生化学というと、分子生物学が登場する以前に一世を風靡していたやや古い学問というイメージだったのだが、実際のところどういうものなのか今一つ明確に掴めなかったので、県立図書館で借りてみた。
再確認すべき項目に付箋を貼りつけながらザッと一読。以前に読んだ「バクテリアのはなし (入門ビジュアルサイエンス)」や「[エルカルコ゛・サイエンス] 感染症と免疫のしくみ (エスカルゴ・サイエンス)」と同様、生田哲氏の本はそこそこ難しい話が非常にわかりやすくかつ面白くまとめられていて、生化学がどういうものか大まかに理解できた。
現代の生化学は、分子生物学ほど細部に固執せず、より実学的・・・栄養学的な方向に発展しているという感じ。医療系の学部で必修とされるのも納得。