浅虫水族館

そこから今度はまさかりの反対側,野辺地湾に出て,国道279号線を野辺地町まで南下。つくづく,青森県ってユニークな形だと思う。海を臨むはまなすラインは爽快ドライブ。対岸に見える陸地は夏泊半島津軽半島か。野辺地からは奥州街道国道4号線浅虫まで。
12時50分,浅虫水族館着。すぐ脇にレストハウスやちょっと寂しげな遊園地が建っている感じは,富山の魚津水族館と似ている(水族館マニアの私たち)。どちらもかなり年季の入った老舗水族館である。
着いた早々,イルカショーが始まるというので急ぐと,なんと会場は室内。さすが北国?会場は超満員。生後27年という,水族館開設当初から活躍しているというベテランイルカと21歳の中堅イルカがショーを受け持つ。会場といい,ライティングといい,なんともレトロな雰囲気の中,30分ほどのショー。その間,ずっと中腰姿勢でいたせいか,えらく疲れてしまった。
イルカのあとは,順路通りスルメイカや大型水槽のマンタを見たり,熱帯コーナーを回ったり。途中,クラゲあたりで先客の女の子がどうぞと振り向いたとたん,びっくり。ドッヂボール練習メンバーのIさんだった。一瞬人違いかと思ったが,その後すぐ一家揃って挨拶されたので,間違いなかった。昨年はやはり青森の大鰐温泉の安宿で,娘の幼稚園隣組の先生一家と遭遇した。広い広い東北だが,子連れが行くところは限られているのだろうか・・。
体験お触りコーナーでは,初めて生きたホヤを見た。海のパイナップルというより,足がいっぱい生えた地雷にしか見えない・・。それを娘が平気な顔をしてうひゃひゃひゃひゃーと引っつかんでいたのには,がっくり。自分の血が流れているとは信じがたい。
休憩室でゆずやアロエのジュースを飲み,最後に行きそびれていた海獣コーナーへ。狭苦しい水槽に入れられた巨大なゴマフアザラシ,堪え忍ぶような顔をしたフンボルトペンギンイワトビペンギンが少々気の毒な印象。水族館や動物園のペンギンたちは,どうも辛そうな顔をしているように思えてしようがない。例外といえば,名古屋と海遊館くらい(ちゃんと寒さ対策が講じられているように見えるので)。
最後に売店で,動物3体入り200円のガシャポンを,子供ひとりひとつずつ購入して帰宅。娘:ゴマフアザラシ,イルカ,スッポンモドキ。息子:カジキ,ホオジロザメ,ペンギン。それぞれなかなかリアルかつ目つきが悪く,気に入ったようである。
帰り道は,娘の車酔いが心配なので,青森東から滝沢まで延々高速を行く。途中,花輪パーキングで休憩し,みそきりたんぽを食べた。これもうまうま。
盛岡到着17時半。いったん自宅へ戻ってチョキの割引券を引っつかみ,釜石ごん太へ。久々にハモが食べられ嬉しかったが,付けダレは酢みそが良かったな・・。東北地味ロードドライブ,娘はケポ2回と大変な思いをしたかもしれないが,なかなか楽しかった!

 ミズクラゲ