大阪行き

時計台。

義父の家に泊まらせてもらうたび、苦労するのが台所仕事です。正直なところ、男の人の台所に入るのは厳しいものがあります。義父の方で事前にこうしたらいいだろうと考えてくれているのですが、そこに「嫁に主導権を持たさなければならない」という気持ちも絡むため、ごちゃごちゃになってしまうようなのです。相手の出方を待つと「何もやろうとしない」と言われ、こちらが主導権を握ろうとすると「こうした方がいいのに」と頭ごなしにやられます。これが毎回かなりのストレスなので、いつもは夫に間に入ってもらうのですが、今回は京都の寒さにダウンしてとてもとても。とほほ。まぁ朝食だけで済んだので、良かったです・・・。
食後は四畳半の茶の間で32型の大型テレビを囲みながらまったり。お昼前に出発。途中、11月祭真っ只中の京大を通って大阪へ。校舎は工事中だし、立て看板も少なくて寂しかったな。ホテルに着いたときには既に4時過ぎ。ホテルでチェックインを済ませ、歩いて妹夫婦と待ち合わせしていた天満橋の串かつ店、萬時へ。出身高校がこの周辺で土地勘はあるはずなのに、すっかり町並みが変わっていてびっくりです。夜、ふらりと立ち寄りたくなるようなお店がいっぱいできていました。昔は地味なオフィス街だったのに、この数年でマンションが増え、粋な感じの上品な町になってきたようです。
妹とお連れ合いのマンションは、どちらもこの周辺。大阪で生まれ育って長く独身生活を続けてきた二人だけに、研究し尽くしてここにたどり着いたという感じです。ハイ、彼女のお連れ合い、Hさんは三歳年下ですが落ち着いた方でした。串かつが初めてという子どもたちに丁寧に食べ方を教えてくれ、助かりました。いい人と出会えて良かったなぁ>妹。
お店の方は、串かつ12本に前菜、お茶漬け、デザートがついて2700円のコース。もちろんキャベツと野菜スティックはお代わりOK。その上、クーポン持参だと最初の一杯は無料。衣が薄くて上品な串かつ。お腹がいっぱいになっても胸焼けなんかは一切なし。大阪にいらしたときにはぜひ♪

しかしなぜか話の流れ上、ホテルまでの帰り道、妹のマンションに寄って息子が妹から日本刀をもらう羽目になってしまいました。どういう血が影響するのか、この叔母さまと甥っ子が妙に気が合うみたいです。ホテルのカウンターでは、もうどきどき。模造品とはいえ刀って、持っているだけで異空間にいるみたいなな気持ちになってしまうものですね。